温度バランスを保ちながらも室内に空気を流れをつくることが、室内に発生するニオイや埃を排出し、カビやダニの発生を防ぎ、健康に暮らすための住まいを作るために重要なことというお話しを前回の記事でお伝えしました。
室内に空気の流れを作るものとして、真っ先に思い浮かぶのが「窓」だと思います。
よく、対角線上に窓を配置すると風が通るということを言われますが、実際のところは少し違うかも知れません。
なぜなら、地域や季節によって、風向きが違うから!
画像は、東京管区気象台の発表している風配図というもの。
名古屋地区での通年の平均的な風向きを表しています。
こちらhttp://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/fuuhai/fu636.htmのページをご覧いただけると、更に詳しく各月ごとの風の流れが出ています。
風配図を見る限り、名古屋地区では南北で風が吹くのではなく、南南東から北北西に向かって強く風が吹いているのがわかります。
地形とプランによって必ずしもこの方角に窓が取れるとは限りませんが、こうしたデータも参考にしながら、できるだけ暮らしやすいように窓配置もしていけるといいですね。
瀬尾 さちこ
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