ビニル素材のような使い方のできる素材として、リノリウムがあります。
リノリウムって、亜麻仁油や石灰岩、松脂、木粉、コルク粉、天然色素など、天然の材料を混ぜて、麻でできたジュートという布に圧着してできる床材。
ようは、天然素材からできているんです。
ビニル床材が、主流になる前は、病院等の床には、リノリウムが採用されていました。
成分の一つである亜麻仁油に抗菌作用がありますし、キャスター等にも強く、静電気が発生しにくいので、掃除もしやすいですよね。
気になる点は、ビニル素材より割高になることと、色柄のヴァリエーションが多くないこと(そんなになくてもよいですが)、アルカリに弱いので、掃除やワックス等をかけるのであれば、中性にするくらいです。
ただし。採用するときには、接着剤にもしっかり注意してくださいね。
せっかくいい素材使っても、接着剤がよくなければ、本末転倒になりそうなので。
私個人的には、とても好きな素材の一つです。